ばななぼーと

レンタル&中古VHSとネットラジオを愛するゆとり社会人のブログ

レンタル"ビデオ"屋はまだ存在した!?京都「ふや町映画タウン」!!

1つ前に書いた「ビデオ1円町店」についての記事が、

予想以上に反響を頂けて嬉しい限りです。

yazibee.hatenablog.com

 

はてブの方でもいくつか京都のビデオ屋情報をいただいたのですが、

その中に大変興味深いコメントが

 

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ほう・・・

 

 

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というわけで行ってきました。

京都市中京区、麩屋町通りに面したビルにあるという

「ふや町映画タウン」

 

 

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ビルの中にあるとは聞いていたのですが、

なかなか見つけられず、思わず通り過ぎそうになりました。

 

 

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看板が出ているということは営業中?

 

とりあえず、2階にあるようなのでさっそく入ってみました。

 

 

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思った以上に普通の「ビル」って感じで、

店舗が入っているような様子はあまり感じられず、

本当にここでいいのだろうかと階段を上ると・・・

 

 

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ありました!

 

というか・・・

 

めっちゃ暗いですね。

 

 

まず、廊下が暗い。

 

そして、扉が閉まっているので

本当にやっているのかどうかすらもわかりませんでした。

 

おそるおそる扉を開けると・・・

 

 

 

やっぱり暗い!

 

 

そして、電気が点いていない店内に店員さんが一人。

 

あれ、やっぱりやってないのか・・・?みたいな顔をしてたら、

「いらっしゃい」と一言声をかけてくれた。

 

 

店内には入り口入って右横に中古ビデオ。

また、左横にはビデオのパッケージのコピーのA4ファイルがずらりと並び、

そして、正面には大量のVHS棚が・・・

 

どうやらここのシステムは

ファイルを見て、借りたいビデオを告げるというシステムの模様。

 

ファイルを見てみると、

ジョン・ウォータースの「ポリエステル」(オドラマカード付)や

実相寺昭雄監督の「ラ・ヴァルス」、

サエキけんぞう主演の未DVD化作品「アンモナイトのささやきを聞いた」など、

なかなか珍しいビデオも・・・

 

というか、本当に

VHSしか置いていない!

 

しかも、その数千本。

ここまでVHSの取り扱いがあるところはもう日本には無いのでは・・・?

 

 

 

 

なにか借りて帰ろうかと思ったのですが、

ちょうどこの日、財布ではなく小銭入れだけを持って出かけていたので、

免許証が無く、会員登録できなかったため滞在時間10分でお店を後に。

 

 

いろいろとハードルは高そうですが、

機会があればまたリベンジしたいです。

 

 

ちなみに、お店に行ってからホームページがあることを知ったのですが、

どうやらこちらのお店もピンチの模様。

ふや町映画タウン

 

 

行くなら今しかない!

 

 

「ふや町映画タウン」

住所:京都市中京区麩屋町通二条下る尾張町225
   第二ふや町ビル2F

 

「ビデオワン円町店」~京都にはまだこんなレンタルビデオ屋が残ってたのか!?~

2014年ぐらいから1年ほど、東京都内の

レンタルビデオ屋&中古ビデオ屋に関するブログを書いていたのですが、

その頃の記事をインポートしました。

yazibee.hatenablog.com

もしよかったらお時間のある時にでも読んでみてください。

 

なぜこんなブログを書いていたのかというと、

実は私、2009年から4年ほどレンタルビデオ店でアルバイトをしていたのです。

 

ちょうどその頃、レンタル店は完全にディスクだけの

省スペース且つ多本数の運営に切り替え、

DVDのケースがどんどん薄くなるだけにとどまらず、

ついには店の片隅に残された、DVD化されていないレアなVHSまで

処分するようになってしまったのです。

 

しかし、それでもなお、根強くVHSを置き続けている

ビデオ屋を見ると、なぜか郷愁と熱い情熱を感じ、

「この景色を憶えておきたい!」と思うようになり、

ブログを書いたりしてました。

 

ですが、時は残酷なもので、

中古にしてもレンタルにしても、

年々、VHSを置いているお店は少なくなりつつあります。

 

そして、私自身、東京を離れ、京都に住み始めたのですが、

自分の生活圏にはDVDしか置いていない典型的な今のTSUTAYAしかなく、

VHSハンターとしての情熱を失いつつある状況にありました。

 

しかし、先日ちょっとした用事で円町駅の周辺を歩いていると・・・

 

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なかなかいい感じのビデオ屋を発見!

 

ちょっとわくわくしすぎて、外観の写真をこの1枚しか撮らずに

店内へと駆け込んでしまいました。

「14泊レンタルやってます!」

という謳い文句にもシビレました!

 

 

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期待した通り、棚の上段にはVHSがたくさんありました。

ここで私が注目したのは『学校の怪談G』。

清水崇の「呪怨」シリーズの初出と言われる

「片隅」と「444 444 4444」という1998年のドラマが収録されています。

昔、バイト先でこのVHSを捨てる時にホラーマニアの友人が

真っ先に買い取っていたので印象深い一本です。

あと、『ハッピーピープル』のドラマのVHSも初めて見ました。

漫画しか読んだことがないので、なかなか気になります。

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続いては洋画

 

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如何にも!という品揃え。

『黒い太陽七三一』や『ブレインデッド』、『マニトウ』・・・

 

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ザ・キャッチャー

昔、東京のビデオ屋でも置いてるのを見たことがありますが、

どこだったか全く思い出せないです・・・

続いて特撮

 

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最近ではDVDやBlu-rayBOXで復刻したものも多いですが、

やっぱりVHSのが味があっていいですね。

 

 

そんなこんなで、久しぶりにワクワクしたビデオ屋探検でした。

 

邦画のところには、宍戸錠版のブラックジャック

『瞳の中の訪問者』だけでなく、

DVD化されていない隆大介版のブラックジャックもありました!

 

 

ちなみにこのお店、DVDもしっかり揃ってるのでなかなかな良店です。

 

久しぶりにビデオ屋めぐり熱が再熱しそうなので、

関西でここは行くべき!という

VHSが置いてあるレンタルor中古店をご存知の方がいたら、

是非、はてブのコメント、もしくはTwitterのDMで連絡を頂けると幸いです!

 

◆今回訪れたお店

「ビデオ1 円町店」

〒616-8052 京都府京都市右京区花園藪ノ下町10−1

 

宗教学の世界に触れたい人のためにおすすめの読みやすい3冊

大学院まで進んで専攻していたのが「宗教学」だったと答えると、

十中八九怪しまれますが、そもそも、世間一般の人には

「宗教学」という学問が何なのかすらよくわかっていない人が多いように思います。

 

まず、「神学(Theology)」と「宗教学(Religious Studies)」の

違いを説明する必要があるのですが、

本当に本当に端的に述べるのであれば、

「神」や「救い」とはなにかを問うのが神学で、

「神」や「救い」という概念の下、人間が何をしているのかを考えるのが宗教学。

そんな感じだと思います。

(そんな単純じゃないだろっていうツッコミはあるかと思われますが、まぁ、許してください。)

よく、神学は自己弁証で宗教学は社会現象として「宗教」というものを扱うなんても言ったりします。

 

なんでそんな勉強をしていたのか?

もしかして家が牧師や坊さんなのか?

そんなことをよく聞かれますが、

理由は本当に単純で、中二病をこじらせすぎたのと、

人が知らないものを知っているという優越感だけで生きていたい

オカルトサブカルクソ野郎だったからとかそんな感じです。

僕自身は、無宗教、といいたいところですが、

どちらかというと、どれもそれなりに真理はあるという

多元主義(religious pluralism)だと自分では認識していますが、

あくまで認識であって外から見たら違うかもしれません。

 

あと、結局のところ、「宗教学」というのは、

突き詰めていくとそれ単体で成り立つわけではなく、

「宗教史」、「宗教社会学」、「宗教哲学」など、

頭に「宗教」とつく「~学」の総体で構成されるものであり、

「経済学」や「地理学」、はたまた「観光学」なんかも巻き込んで、

いろんな定規で「宗教」という現象を切り取ろうとする

学問なわけです。

 

まぁ、僕みたいなお情けで修士を出させてもらった人間が

説明したところで、言葉足らずで恥をかくだけだと思うので、

自分が好きな本をいくつかリストアップすることで、

みなさんにもこのマニアックな学問の世界にすこしでも

足を踏み入れていただけたらと思います。

 

 

池上良正『悪霊と聖霊の舞台』

近代化の流れの中で従来の救済観が機能を失いつつあったキリスト教

沖縄の民間信仰が接触したことで見せた独自の宗教現象の展開を調査した名著。

勿論、ここで取り上げられる教団の信仰が真理であるか否かを問うというものではなく、

何故その信仰は従来のものと違う形で現われたのか、

ということを追った一冊。残念ながら絶版。

同著者の『近代日本の民衆キリスト教-初期ホーリネスの宗教学的研究-』も

とてもおもしろいのでおすすめ。

www.amazon.co.jp

 

②マーク・マリンズ『メイド・イン・ジャパンのキリスト教

http://ecx.images-amazon.com/images/I/416Z5DF82TL._SX348_BO1,204,203,200_.jpg

キリスト教」という言葉によって線引きされる教団は

数多く存在しますが、けっきょくのところそれは、自己認識として

「自分たちはキリスト教である」と信じている集団のこととも言い換えられます。

この本で取り上げられている教団は、日本人の創始者によって作られた

独自の「キリスト教団」であるり、

「これはキリスト教って言えるのだろうか・・・」という

独自の発展を見せた教団が載っていますが、

しかし、それと同時に、私たちがどのような尺度で

宗教というものの連続性を切り取っているかについて考えさせられます。

訳がちょっと微妙なところもありますが、オリジナル版がよみやすいので

英語がある程度できるのであればそちらをおすすめいたします。

www.amazon.co.jp

 

③森本あんり『反知性主義:アメリカが生んだ「熱病」の正体』

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今回紹介した本の中では一番新しい1冊。

最近よく目にしますが、誤用されやすい「反知性主義」という概念。

要するに、単に無教養ということを指すのではなく、

知性と権力の結びつきに対して抱く反感のことなのですが、

そのようにラディカルな平等を求める感情と

アメリカのキリスト教の歴史を関連付けて分析した一冊です。

ただ、この帯を書いた出版社の人もよくわかっていないのか、

反知性主義」という概念にその是非は含まれていないはずなのに、

「今、世界で最も危険なイデオロギーの根源!」と、

ネガティブなものとして描いているのがどうなんだろうなぁ・・・と思います。

www.amazon.co.jp

 

以上、おすすめの三冊ですが、

「そんなんよりまず、フレーザーやらエリアーデやらデュルケームやらを読め」

という声が聞こえてきそうですが、

まずは、単純に読みやすく、且つ、

私たちが普段生活する中で、なかなか考えることが無い

「宗教」という概念の線引きをずらす作業としては

いいのではないかと考えておりますので、許してください。

あと、今回のチョイスはかなり自分の専門領域に偏っており、

仏教やらイスラームやらについてはおもいっきり抜け落ちてますが、

あしからず。 

長岡京の「サントリー京都ビール工場」 ~無料なのにめちゃくちゃ楽しめる良スポット~

先日、平日休みの日に前々から行きたいと思っていた

サントリー京都ビール工場に行ってきました。

 

事前にホームページで予約し、いざ長岡京の駅へ。

ちなみにこの見学会。無料です。

www.suntory.co.jp

 

長岡京の駅のバス停で待っていると、

ビール工場行きのシャトルバスがやってきました。

なんとバスも無料!至れり尽くせりです。

 

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バスに乗ること10分ほど・・・

 

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いかにもビール工場!という感じの建物が見えてきました。

 

バスを降り、いざ工場へ!

と、行きたいとこですが、とりあえず別の建物で簡単な説明と受付がありました。

ちなみにこの回の見学者の大半は高齢者と主婦!

そりゃあ平日の11時なわけですから!

 

どう考えても働いてなければいけない時間帯に僕のような若造がいたもんで、

ちょっと浮いてましたが、何故か見学中ずっと携帯電話で通話している韓国人男性が

さらに浮いていたので何とかなった感じはありました。

 

そんなわけで工場へ

ちなみに工場内は写真を撮ってもOKとのことだったので

ガンガン撮りました。

 

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いきなりかっこいいのがでてきました。

この時点でけっこう麦とホップとアルコールの匂いがぷんぷんしてます。

 

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さわってもいいと言われたので触ってみることに。

ほんのりあたたかい。

どうやら、麦汁に酵母を入れ醸造しているタンクらしいです。

 

次のコーナーに移動すると、

ビールの材料についての説明がありました。

「ホップ」って名前は聴いた事はありますが、

実際にみたのは初めてでした。

 

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まだ何も手を加えていない麦を数粒頂き、

食べてみる。

 

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ちょっとした苦みがあります。

 

その後は貯酒タンクへ

 

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どんどんかっこいい装置がでてきます。

 

お次は缶詰マシン。

缶ビールがどんどん詰められていきます。

 

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引き続き、瓶詰め機が登場。

どんどんビールが注がれていきます。

 

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工場内の施設はこれにて終了。

その後、試飲をさせてくれるとのことで別の会場へ。

 

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工場を出ると全国各地から回収されたビールタンクが!

 

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洗浄してまた使うとのこと。

 

積まれたビールタンクを眺めながら移動し、

試飲会場へ。

 

入り口でワイングラスに入ったプレモルとおつまみが手渡される。

 

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飲んでみると・・・

 

鮮度が違う!美味い!

 

そりゃあまぁ、工場なわけですから、鮮度抜群なのは間違いありませんが、

その大切さについてあらためて知りました。

 

ちょうど飲み終えた頃に

ビールの注ぎ方を説明し終えた案内係の人から

「二杯目もありますのでぜひ~」という嬉しいお言葉が。

 

そんなこといわれちゃ断るわけにもいきませんわな。

 

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2杯目はマスターズドリーム。

最近コンビニなんかでよく見かけるちょっといい小瓶ビールです。

こちらはより芳醇な香りが楽しめました。

 

そして、なんと3杯目も!?!?

 

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こんどはグラスでプレモル。

一杯目を飲んでからここまで15分。

試飲時間が限られているとはいえ、

ちょっとハイペースすぎる感じもありますが、

みんな3杯目までちゃっかり飲んでました。

 

ガンガンに酔っぱらった爺さんが何故か一青窈ハナミズキを歌いだす始末。

なぜその選曲!?!?

 

 

そんなわけで、無料なのにこんなに楽しめるビール工場ですが、

文句なしでサイコーだったので、みなさんもぜひ行ってみてください。

 

滋賀にはキリン、大阪にはアサヒの工場があるそうなので、

そっちもいずれ行ってみたいと思います。

大丸京都店ファミリー食堂で「大人のお子様ランチ」を食べた!

先日、ランチパスポートなるものを購入しました。

 

lunchpassport.com

 

ランチに使えるお得なクーポンがたくさん載っていて1000円。

これを買った時点でもう、クーポンを使わざるを得ないさだめを

背負ってしまったわけですが、

思ったよりも会社の近くの店がたくさん載っているので、

読んでるだけでもなかなか楽しいものがあります。

 

その中でも一際異彩を放っていたクーポンがひとつ。

 

それは大丸京都店ファミリー食堂の

 

「大人のお子様ランチ」

 

です。

 

お値段1690円のところなんと1000円!

おぉ・・・これは結構値引かれていていいかもしれんなぁと思い、

ググってみたのですが、実はこの商品、

数年前までは1000円で、

1100円、1300円と徐々に値上がりし始め、

現在の値段になったようです・・・

 

とはいえ、こんな機会でもなければ食べることではないであろう

一品であることは間違いないので、さっそく大丸に向かってみました。

 

 

 

大丸京都店は秋田土人の僕をビビらせるには十分すぎるほど

一流の百貨店です。

 

池袋に6年住み、西武と東武と闘ってきた身とはいえ、

この大丸京都店を目の前にするとなかなか圧倒されてしまいます。

 

しかし、ひるむことなく一歩を踏み出し、

8階のファミリー食堂へ。

 

ファミリー食堂 レストラン・喫茶 【大丸京都店】

 

ファミリー食堂はエスカレーターをあがってほど近いところにありました。

入り口には「ファミリー食堂」という名が示すように、

昭和の匂いをプンプンさせたメニューが勢揃いです。

先払い食券制なのですが、食券販売機は無く、

対人の受け付けがあるという、なんとも不思議なスタイルでした。

 

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お客さんは高齢の方が多く、

メニューもなかなかの値段でした。

 

従業員さんもウエイター、ウエイトレスさん、というか、

漫画に出てくる金持ちの家の御給仕さんみたいなおじさまおばさまが多かったです。

 

そんなこんなで少しばかり待っていると・・・

 

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出てきました!

 

真っ当なお子様ランチ!それも大人の!

 

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抹茶プリンとオムライス

 

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おかず群は

 

エビと魚のフライとクリームコロッケ

ポークフィレチーズ焼き

ハンバーグ

 

なんだかどれも主役を張れる奴らばかりじゃないか・・・

この力だけでごり押ししてくるパワー系贅沢、悪くない。

 

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というわけで、あっという間に食べてしまいました。

感想は長々と書いてもしょうがないので、

端的にいうと

 

めちゃくちゃ美味しかったです。

 

食後のアイスティーまでなんだかちょっといい感じのものを使っているのか、

妙に美味しかったです。

 

そんなわけで、京都のランチパスポート圏内で生活している人は、

是非、食べてみてください!

 

 

 

 

おまけ

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その前の日はやきそば定食(500円)を食べました。

未だにこの炭水化物で炭水化物を食べる文化には慣れません・・・

もうひとつの『まんが道』!矢口高雄『ボクの手塚治虫』!!!

僕が好きな漫画のひとつに
藤子A先生の『まんが道』という漫画があります。

とても有名な漫画なので読んだことがある人も多いと思いますが、
雪国富山で出会った二人の漫画少年が、
漫画家をめざし、努力する物語です。

そのなかでも特に印象的なのが"漫画の神様"こと手塚治虫の存在です。

二人は手塚の『新宝島』に強く影響を受け、
手紙を出してみたり、実際に会いに行ってみたりと、
漫画家への夢を膨らませる存在として、
常に手塚先生の存在がありました。

そして、場所は違えど、同じように雪国で悶々としながら、
天才手塚に憧れている人間が・・・

それは、後に『釣りキチ三平』で名を馳せる
矢口高雄先生!!!

矢口先生が漫画家になるまで、
そして、そのきっかけとなった手塚作品との出会いについて
描いた『ボクの手塚治虫』という漫画があります。

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雪国秋田の中でも、
ほんとうにほんとうに山の方にある
田舎で生まれた矢口先生にとって、
当時は漫画を手に入れることそのものが
大きな苦労を要していたと冒頭で語っています。

そんななか、ひょんなことから
家に1冊の漫画が。

その漫画とは
手塚治虫『流線型事件』!!

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映画のようなスタイリッシュなコマ割りや、
科学の知識を漫画の中に見事に取り混んでいるのを見て、
矢口少年は大きな衝撃を受けます。


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しかし、先述したように、
当時矢口少年が住んでいたのは本当に本当にド田舎。
まんが道』で描かれていたような本屋すらなく、
漫画が読みたいと思っても読めない、
そんな状況で、手元にある限られた漫画を
全力で読む姿勢が描かれているのが面白いです。

個人的に好きなシーンは、
星の観察をしながら、
手塚漫画のキャラに思いを馳せるシーン。

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まだ、萌えという言葉が生まれる何十年も前のことですが、
漫画のキャラに恋をするという感情が、
この頃からあったのだなぁと思わされる
なんとも共感せざるを得ないエピソードです。

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その後、矢口先生はいろいろあって、
銀行員として就職し、結婚。
漫画家になる夢を忘れたというよりも、
田舎という現実でのなかで暮らしていくには、
どうしても難しいものがあったのでしょう。


しかし、そんな矢口先生は
どうやって漫画家になったのか。

そして、憧れ続けていた手塚治虫に近づくことはできたのか!

是非、読んで確かめてみてください。www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

「20世紀ノスタルジア」の監督の新作を見てきた。

休日の過ごし方のバリエーションが少ない人間なので、
やることが無くなると京都駅南の「京都みなみ会館」に行きがち、
そんな今日この頃です。
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今回は原將人という監督の新作を見てきました。
一般的に、この監督の代表作というと、
広末涼子主演の『20世紀ノスタルジア』が挙げられると思います。

http://netradio.xsrv.jp/apr/140924/pic_01.jpg

僕はリアルタイムでは見ていないのですが、
人気ポッドキャスト「アマゾンプロダクツ」で
紹介されていたので、去年の暮ぐらいに見ました。
全体的にへんてこな映画なんですが、
まだキャンドルがジュンしていない頃の
広末のはじけるような笑顔を見ることが出来ます。

気になった方はまず、アマプロの感想回を
聞いてみることをおススメします。

★アマゾンプロダクツ 遊びのラジオ★ : 特別編 20世紀ノスタルジア大感想会

そんなわけで、新作の方なんですが、
タイトルは『あなたにゐてほしい』。
監督と主演の観音崎まおりさんという方が来られてました。

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あいかわらず主演女優の撮り方は優れていました。
トークショーでの会話によると、どうやら
観音崎さんは監督の奥さんだとか(何歳差!?)

ただ、映画が訴えかけるメッセージはなんとなくわかるんですが、
ところどころ首をかしげざるを得ないところがあるうえに、
この人の想定している「日本人」像が極端すぎる気もしました。

https://pbs.twimg.com/media/CSafzVhUEAALP67.jpg

あと、舞台が昭和なのに、やたらと綺麗に舗装されている道や、
役者の化粧の不自然さが目立っていました。
低予算映画だからと言われればそれまでですが、
作品の扱うテーマに対してあまりにも追いついていない部分が多いんじゃないかと。

しかし、劇中の歌唱曲や、熊本の大自然の美しさは
悪くなかったので、トータルで見ると55点、そんな感じでした。

決しておすすめはできませんが、
見たことは忘れられない、そんな映画です。

たぶん、ソフト化もするかわからない作品なので、
気になった方は情報だけでもチェックしてみてはいかがでしょう。
宣伝しているんだかしていないんだかよくわからない記事ですが、
今日はこの辺で。

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