ばななぼーと

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祇園祭の時にしか見れない伝説の映画『祇園祭』を見た!!!

祇園祭の時期にしか見れない映画

祇園祭

 

 

僕がその存在を知ったのは、毎週聞いているネットラジオ

BS@もてもてラジ袋の2013年夏の放送でした。

 

その放送を聞いた日のことは、何故かはっきりと覚えていて、

自転車で池袋から中野に行くために山手通りを走っていた時だったと記憶しています。

 

放送を聞いて、見てみたいなぁとは思ったものの、

ずっと東日本で生活をしていたので、なかなか京都に足を延ばせずいたことに加え、

仮に京都に行ったとしても、他の観光地、というか、本物の祇園祭を見るのが

優先なんじゃないかなぁなんて思ってました。

なので、憧れはあるものの、この映画をみることは

一生無いんじゃないかと思ったことを憶えています。

 

ところが、今年になって、まさかの京都へ赴任することになり、

新生活の色々な不安が頭をよぎりながらも、どこか心の奥底で、

「あ、もしかしてこれあの映画見れるんじゃ・・・」

という思いがありました。

 

幸いなことに、今年はいい感じに休みが取れて、

本物の祇園祭宵山を楽しむことが出来ました。

 

前祭の山鉾巡行の日は台風が来ていて、

職場に早朝から待機しに行かなければならなくなったために、

生では見ることが出来ませんでした。

しかし、台風中継を見ながらテレビで山鉾が巡行する様子も見ていたので、

うわぁーこんな台風でもやるのかぁーと見てました。

 

そんなこんなで、後祭の巡行があった今日7月24日。

ついに京都文化博物館で映画『祇園祭』を見てきました!!!

 

 

 

http://www.jguide.net/city/kansai/kawaramachi/400t_RIMG23743~WM.jpg

 

 

見る前は、正直、「祇園祭の日にしか見れない」という

マニア心をくすぐるプレミア感と、

日本版エクスペンダブルズと言わんばかりの豪華キャストのことばかり

考えていたのですが、いざ見てみると、これがもう感動せずにはいられない。

 

3時間近い大作ですが、スクリーンから目が離せず、

じっと食い入るように見ていました。

 

まず、映画の色彩だけをとっても素晴らしいものがありました。

ただ、虚しさだけが残る山科での殺し合いの赤。

月夜に光る川面、神秘的な白さにつつまれたヒロイン。 

そして、突き抜けるような空の青さに光る山鉾。

どれも、素晴らしかったです。

 

ストーリーはおおまかにいうと、

応仁の乱によって祇園祭が途絶えて久しい時代、

貧しい町衆と百姓が戦わざるを得ない状況の中で互いに地獄を見て、

心から平和を願うようになった人々が手を組み、時の権力に屈せず、

祇園祭復興しようとする、というお話です。

 

ラストシーンで矢が刺さりながらも、

命をかけて祭りを敢行する姿を見て、

台風ぐらいじゃ中止しないわけが少し理解できたような気がしました。

 

そして、キャストに関しては、三船敏郎はやはり天才的な演技を見せておりました。

意外だったのは高倉健。仲間を裏切り一番最初に弱音を吐いてしまう組の

1人というなんともめずらしい配役でした。

 

しかし、これだけの大作を府が版権を持っているからと言って、

これほど短い期間しか上映しないというのは

やはり、もったいないよなぁと思いました。

 

久しぶりにブログを更新しましたが、

眠いので今日はここまで。

起きたら加筆するかもしれません。

 

祇園祭 (1968年の映画) - Wikipedia

 

www.bunpaku.or.jp

www.kyoto-up.org