京都VHS旅 最終章 「ビデオ1 洛西店」
先日、平日休みの日に一人、やることもなかったので
今話題の「この世界の片隅に」を見に行こうと思ったのですが、
やっている映画館が職場の近くor遠方のイオンシネマという
なかなかに悩む二択を突き付けられ、結局、
映画は15:30から、しかし、思い立ったのは11:00。
桂川は家からはそれほど遠いというわけではないですが、
電車の乗り換え的に微妙な位置にあることがネックでした。
しかし、頑張れば自転車で行けなくもない距離(9km)だったことに加え、
これまで、車でなければ行きづらいと思い、行くのを後回しにしていた
「ビデオ1」の洛西店にも立ち寄れそうだったので、
思い切って自転車で行くことにしました。
(※「ビデオ1」は過去にもこのブログで何度か言及している、京都で
未だにVHSの取り扱いがあるレンタルチェーン。詳しくは以下の記事を参照。)
そして、いざ、自転車でビデオワン洛西店まで行こうとしたのですが、
距離にしてみればそんなにたいしたことはないのですが、
桂川を超えたあたりからこれがまたキツい坂の連続!
へとへとになりながらも、ようやく店舗が見えてきました。
1階が駐車場になっているように、
やはりここは車で来ることを前提にしている店舗のように思いました。
「旧作14泊15日108円」!
レンタルビデオデフレもここまで来たかという感じですが、
それだけ長期間貸し出しても回るぐらい
在庫には自信があるのだろうと思い期待が高まりました。
早速入店
入店すると、1階(建物的には2階)にアニメ・特撮コーナーがあり、
さっそくVHSを発見しました。
特撮のVHSはところどころ巻抜けのものがありましたが、
なかなかの品ぞろえでした。
オムニバスビデオの『怪獣グラフィティー』などちょっと面白いものも。
アニメはSFが充実。『ギャラガ』ってゲームだけじゃなく
映画があったんですね。1990年生まれの私みたいな人間は、
こういう80年代末期のものが一番知らなかったりします。
1階はアニメ・特撮のほかに、他のビデオ1には無かった
コミックのレンタルがありました。
これもなかなかの品ぞろえで、
品ぞろえはいいと思いました。
そして上の階へ
邦画はこれでもかと言わんばかりに
カルトムービーが並んでいました。
松竹とNHKエンタープライズによる
1988年の人形劇西遊記
宇宙刑事ギャバンが出る予定だったが
結局出なくなった映画『大予言 復活の巨神』
坂上忍が若いです。
まったく知りませんが、とりあえず実相寺監督なので
気になります。
邦画で唯一 残念だったのが、
ホラーがそんなに残っていなかったことです。
しかし、洋画はばっちりありました。
これぞビデオ1!
その中でも気になったのがこちら
『ミル・マスカラスのゴング2(1981)』
ルチャ仲間と共に人工知能ミイラと戦う映画だそうです。
1が置いてないので余計に気になります。
あとは、アジアンホラーもそこそこありました。
『幼女丸焼き事件』は何かの本で見た記憶があり、
あぁ、本当にあったんだなこのビデオと感心しました。
この洛西店は非常に在庫が充実しており、
まさにラスボス感がありました。
紹介しているとキリがなさそうなので、
最後に個人的に気になったものをいくつか駆け足で・・・
昔好きだったドラマ
『おそるべしっっ!!!音無可憐さん』
たしか僕が小学1年生の頃の冬ドラマだったので1998年1月の作品かと。
近所のお姉さんに見ていないことを馬鹿にされ、
見てみたら面白かったので素直に見続けた記憶があります。
脚本は岡田惠和。その後に『ちゅらさん』や『銭ゲバ』にはまったのは
これの影響があったのかなと。
1992年TBS系列で放映された
カトちゃんケンちゃん司会のバラエティ
「カトケンバスターズ」のVHS。
なんか、こういうVHSこそ
今ではほとんど残ってないんじゃないかなぁと感じました。
実写版『妻をめとらば』
漫画も全く世代ではないのですが、
実家にあったので読んだことはあります。
これも実写版があったんですね。
そんな感じです。
かれこれ1時間半ぐらい店内をうろうろしている
完全な不審者でしたが、十二分に楽しませていただきました。
これでおそらく、VHSがあると思われる京都のレンタルビデオ屋は
だいたい行ったように思いますが、もし、情報をお持ちの方が
いらっしゃいましたら教えていただけると幸いです。
ビデオワン洛西店
ビデオ1までの道中の坂道でえらい苦労しましたが、
イオンへの道はさながらジェットコースターと言わんばかりの
下り坂で竹林の中を突き抜けてあっという間につきました。
『この世界の片隅に』もよかったです。
そんな休日。