香川の平成最後のカオススポット「平家物語歴史館」に行ってきた!
高松には平家物語に登場する合戦舞台「屋島」があるのですが、そこにほど近い朝日町という場所に「平家物語歴史館」という観光スポットがありました。
厳密にいうと、本日、3月24日までありました。
そう、今日で営業終了となってしまったのです。
以下、ホームページからの引用です。
<閉館のお知らせ>謹啓、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
弊館こと、来る平成31年3月24日を以って諸般の事情により閉館させて頂きたくお知らせ申し上げます。
そもそも我が国の一大戦史であります平家物語を題材に蝋人形で後世に歴史を語り継ぐ資料館として平成4年7月、大手ミシンメーカーの営業の下ここ平家ゆかりの地髙松でオープンしました。
爾来、営業母体こそ代りましたが地元観光に微力ながら貢献し併せて地元青少年への郷土史への関心を深めることが出来ればとの思いで営業を続けてまいりました。
幸い、NHK大河ドラマ「平清盛」に際して元高松市長様より、弊館の存在が観光行政の上で有難いとの評価を頂いたことが忘れられません。
ここに約四分の一世紀の営業をもちまして閉館いたしますこと誠に残念ではありますが永年のご愛顧に対し中心より申し上げます。
長い間有難うございました。
敬白
平成31年2月
先月、この告知を目にしてから、
「行けたら行こうかな~」くらいの気持ちでいたのですが、
最終営業日が近づくにつれ、Twitterのタイムライン上で
「絶対に行った方がいい!」
との意見を数多く目にしたので、
春分の日の祝日、3月21日に滑り込みで行ってきました!
家からチャリを漕ぐこと15分。
港にほど近い場所にありました。
以前にこのブログでも書いた観覧車がある本屋さんこと
「宮脇書店総本店」のすぐ近くです。
入場料は大人1200円。
なかなかいいお値段ですが、公営じゃないみたいなので、
まぁ、これくらいはしょうがないと。
しかし、写真の場所はかつてチケット売り場だったようですが、
人手が足りていないのか、こちらからは入れず、
迂回して入り口に入り、チケットを購入しました。
そんなわけで、平家物語の世界へ!
いきなり空海!
平家物語関係無い!なんでよ!!!
まぁ、香川が生んだ偉人、弘法大師なので、
こういうこともあるだろうと思いきや…
秋山真之!
香川じゃなく愛媛!
どうやら、まずは平家物語は置いといて、
四国の偉人が並んでいるようです。
なるほど、歴史上の偉人が・・・
ジャイアンツ!
そしてライオンズ!(しかも西鉄)
とにかく有名であれば日本史の教科書に出てくるような人じゃなくてもいいようです。
そんなわけで四国のスーパースターが続きます。
クリアアサヒのCMこと
「東京ブギウギ」の笠置シヅ子。
日本舞踊家の武原はん
「アニメーション三人の会」の真鍋博
四国の政治家たち。
大社義規、原安三郎ときて、
何故か一人だけ時代が違う岩崎弥太郎。
知らない人が・・・
この他にもたくさん四国の偉人シリーズはあったのですが、
紹介しきれないので割愛させていただきます。
そして、ここまで見てくると、
「うおぉぉぉぉぉ!!!!」
「うぉおおおおおおおおおおおおお!!!」という
不穏な叫び声が聞こえてきました。
絶対なんかある、と思いながら2階へ上がると・・・
さっそく合戦!?
1階と2階のあいだの高さを利用し、急坂から義経・弁慶が攻めた「一の谷合戦」が表現されていました。
これは圧巻。
で、順番は前後して、
蝋人形は平家物語の冒頭へと続きます。
平家の栄枯盛衰を描いているのですが、
もちろん、ここで詳しい説明をするよりも
平家物語を読んでいただいた方がいいと思います。
そんなわけでここからは写真でお送りいたします。
なんとなくわかっていただけたでしょうか。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
まぁ、そういうことです。
展示の最後には平家物語を語り継いだ琵琶法師がいました。
写真の右に熱心に見ているカップルがいるかと思いますが・・・
人形
そんなわけで展示は終了。
お土産コーナーものぞいていくと・・・
いきなりテンションが違います。
清盛アラワル
書籍も販売していました。
古の歴史アンソロ!
作家の森村誠一
観光協会の謎のCDも。
そんなわけで、お土産を買おうにも、なかなかレベルが高いものが多く、結局何も買えないまま後にすることになりました。
出口で見かけた張り紙。
館内は若干寒かったのですが、
コストカットではなくちゃんと理由があったようです。
そんなわけで、大満足の平家物語歴史館でした。
ちなみに、この平家物語歴史館の蝋人形ですが、明日、2019年3月25日から競売にかけられるそうです。
どこかが買い取って、また会えるといいなぁ。