「VHSがありそうで無かった」旅 2019
福山に引っ越してようやく半年が経ちました。
夏頃から、中古VHSハントの旅にも出かけているのですが、ありそう、と思って行ってみても、なかなか無いパターンがしばしば。
まぁ、街歩きそのものが好きなので、無かったとしても、それはそれで楽しんだりしてます。
せっかくなので、ここ数ヶ月の「VHS、ありそうで無かった旅」の記録を簡単にご紹介します。
【津山】
B'zのボーカリスト稲葉氏の出身地、そして、八つ墓村のモデルとして知られる岡山県の津山に夏の青春18切符で行ってきました。
以前にこのブログで紹介した岡山の超デカい古書店「万歩書店」が津山にはなんと2店舗あるのですが、レンタサイクルで巡れる距離だったので行ってみました。
残念ながらVHSはありませんでした。
しかし、相変わらず万歩書店は充分に楽しめる蔵書量。なかなかのものでした。
ついでに名物のホルモン焼きそば食べたり、ファンに紛れながら、B'zの聖地「稲葉化粧品店」も覗いてみたりして、満喫しました。
シンボルである津山城は守備に優れてると聞いていただけに、城に行くまでの坂道がかなりキツかったです。
そんなわけで城を攻めるのは途中で諦めましたが、1日ブラブラするには楽しい街でした。
【府中】
「府中」というと、全国に同じ名前の地名がありますが、いま僕が住んでいる広島県福山市の隣にも「府中市」があります。
家から自転車では100分くらいかかるんですが、芦田川をのんびりと北上していたら着いたので、景色を眺めるには良かったです。
府中にある「ビデオレンタルラビット」はかなり趣のある店構えで今も営業しているようだったので、もしかしたら!と、期待したのですが、やはりDVDのみでした。
しかし、このご時世、個人営業のレンタル店が残ってること自体奇跡だと再確認。
オリジナルのロゴや、昔、通りに向けてブラウン管テレビを置いていた跡が残ってたり、なんだか懐かしい気分になりました。
【因島】
流石にビデオ屋は無いよなぁと思いながら調べてみると、どうやら個人営業のレコード屋さんが因島にある模様。
そんなわけで運動がてら、尾道駅前でクロスバイクを借り、90分ほど自転車を漕いで因島の「ミツイシヤレコード」へ。
レコード屋だけれども、もしかしたら…
と、思いましたがやはりVHSは無し。
しかし、何故かニンテンドー64のソフトはありました。これはこれで懐かしい。
普通に中古CDが安かったので何枚か買って帰りました。
因島はポルノグラフィティの出身地ということもあり、サイン入りポスターが飾られていました。
彼らも来ていたようなので、当時から島の貴重な情報インフラだったんでしょうね。
あと、因島には古本が売ってるコンビニもあって驚きました。
【備中高梁】
岡山の山奥です。
びっちゅうたかはし、と読みます。
今までのビデオ屋巡り旅でも一番の僻地でした。
厳密には青春18切符で備中高梁駅の一つ手前の備中広瀬駅で降りて、そこからバスに乗ったのですが、何もなさ過ぎて徐々に不安に。
しかし、中四国にお住いの皆さんであればお馴染みのショッピングモール「ゆめタウン」が見えてきて一安心。
そのすぐ近くにあるレンタル店「カリメーラ」は月水金16:00〜20:00というなかなか難易度の高い営業時間。
運良く訪れることができましたが、残念ながらオールDVD。しかし、なかなか趣のある店構えで楽しかったです。ここも何故か64のソフトはありました。
帰ってから調べてみると、どうやら、吉備国際大学という大学が近くにあるらしく、そこに住む学生向けのアパートをいくつか経営しながら営業しているらしいです。
かつては駅前にもう一店舗あったとか。
さて、そんなわけで思うようにはいかなかったりもしますが、なんだかんだ、あちこちに行って楽しんでます。
街を歩くきっかけとして、何かしらの目的地を設定するというのはいいのかもしれませんね。
そして、そんな「無かった」体験を積み重ねながらも、ビデオ屋巡り旅がまたZINEとして刊行できそうです。
VHSのある風景を追いかけるZINE
『ばななぼーと』第3巻
2019年11月24日(日)
文学フリマ東京にて
リリース(予定)です!
会場は東京流通センター
詳しくは下記のリンクをご参照ください。
https://bunfree.net/event/tokyo29/
二-04ブース「ひやそのほかの」にてお待ちしておりますので是非、お越し頂けると幸いです!
お待ちしております!