ばななぼーと

レンタル&中古VHSとネットラジオを愛するゆとり社会人のブログ

香川の平成最後のカオススポット「平家物語歴史館」に行ってきた!

高松には平家物語に登場する合戦舞台「屋島」があるのですが、そこにほど近い朝日町という場所に「平家物語歴史館」という観光スポットがありました。

 

厳密にいうと、本日、3月24日までありました。

そう、今日で営業終了となってしまったのです。

 

以下、ホームページからの引用です。


<閉館のお知らせ>

 謹啓、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

弊館こと、来る平成31年3月24日を以って諸般の事情により閉館させて頂きたくお知らせ申し上げます。
そもそも我が国の一大戦史であります平家物語を題材に蝋人形で後世に歴史を語り継ぐ資料館として平成4年7月、大手ミシンメーカーの営業の下ここ平家ゆかりの地髙松でオープンしました。
爾来、営業母体こそ代りましたが地元観光に微力ながら貢献し併せて地元青少年への郷土史への関心を深めることが出来ればとの思いで営業を続けてまいりました。
幸い、NHK大河ドラマ平清盛」に際して元高松市長様より、弊館の存在が観光行政の上で有難いとの評価を頂いたことが忘れられません。
ここに約四分の一世紀の営業をもちまして閉館いたしますこと誠に残念ではありますが永年のご愛顧に対し中心より申し上げます。
長い間有難うございました。
敬白
平成31年2月

 

先月、この告知を目にしてから、

「行けたら行こうかな~」くらいの気持ちでいたのですが、

最終営業日が近づくにつれ、Twitterのタイムライン上で

「絶対に行った方がいい!」

との意見を数多く目にしたので、

春分の日の祝日、3月21日に滑り込みで行ってきました!

 

家からチャリを漕ぐこと15分。

 

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港にほど近い場所にありました。

以前にこのブログでも書いた観覧車がある本屋さんこと

宮脇書店総本店」のすぐ近くです。

yazibee.hatenablog.com

 

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入場料は大人1200円。

なかなかいいお値段ですが、公営じゃないみたいなので、

まぁ、これくらいはしょうがないと。

 

しかし、写真の場所はかつてチケット売り場だったようですが、

人手が足りていないのか、こちらからは入れず、

迂回して入り口に入り、チケットを購入しました。

 

そんなわけで、平家物語の世界へ!

 

 

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いきなり空海

 

平家物語関係無い!なんでよ!!!

 

まぁ、香川が生んだ偉人、弘法大師なので、

こういうこともあるだろうと思いきや…

 


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秋山真之

香川じゃなく愛媛!

坂の上の雲

 

どうやら、まずは平家物語は置いといて、

四国の偉人が並んでいるようです。

 

なるほど、歴史上の偉人が・・・

 

 

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ジャイアンツ!

そしてライオンズ!(しかも西鉄

 

とにかく有名であれば日本史の教科書に出てくるような人じゃなくてもいいようです。

 

そんなわけで四国のスーパースターが続きます。

 

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クリアアサヒのCMこと

「東京ブギウギ」の笠置シヅ子

 

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日本舞踊家の武原はん

 

「アニメーション三人の会」の真鍋博


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四国の政治家たち。

大社義規、原安三郎ときて、

何故か一人だけ時代が違う岩崎弥太郎


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香川が生んだ文人菊池寛

 

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知らない人が・・・

 

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モラエスというポルトガル領事だそうです。

 

この他にもたくさん四国の偉人シリーズはあったのですが、

紹介しきれないので割愛させていただきます。

 

そして、ここまで見てくると、

「うおぉぉぉぉぉ!!!!」

「うぉおおおおおおおおおおおおお!!!」という

不穏な叫び声が聞こえてきました。

 

絶対なんかある、と思いながら2階へ上がると・・・

 

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さっそく合戦!?

 

1階と2階のあいだの高さを利用し、急坂から義経・弁慶が攻めた「一の谷合戦」が表現されていました。

 

これは圧巻。

 

で、順番は前後して、

蝋人形は平家物語の冒頭へと続きます。

 

平家の栄枯盛衰を描いているのですが、

もちろん、ここで詳しい説明をするよりも

平家物語を読んでいただいた方がいいと思います。

 

そんなわけでここからは写真でお送りいたします。

 

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なんとなくわかっていただけたでしょうか。

 

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

 

まぁ、そういうことです。

 

展示の最後には平家物語を語り継いだ琵琶法師がいました。

 

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写真の右に熱心に見ているカップルがいるかと思いますが・・・

 

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人形

 

 

 

 

 

そんなわけで展示は終了。

 

お土産コーナーものぞいていくと・・・

 

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いきなりテンションが違います。

 

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清盛アラワル

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書籍も販売していました。

 


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古の歴史アンソロ!

 

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作家の森村誠一

 

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観光協会の謎のCDも。

 

そんなわけで、お土産を買おうにも、なかなかレベルが高いものが多く、結局何も買えないまま後にすることになりました。

 

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出口で見かけた張り紙。

館内は若干寒かったのですが、

コストカットではなくちゃんと理由があったようです。

 

そんなわけで、大満足の平家物語歴史館でした。

 

ちなみに、この平家物語歴史館の蝋人形ですが、明日、2019年3月25日から競売にかけられるそうです。

 

どこかが買い取って、また会えるといいなぁ。

 

寿司の自由について

つい最近、ようやく寿司を自由に食べられるようになった気がしていたのですが、どうやらそれは思い違いで、まだまだだったようです。

 

ここでいう「寿司を自由に」というのは金銭的な自由ということよりも、「好きな寿司ネタを自由に食べる」ということです。

 

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もちろん、自分でお金を払うことである程度、自由に食べられるようになったということもありますが、たとえ、自分でお金を払っていても、どこか自分の中でルールに縛られて食べていたような気がしました。

 

というのも、僕はわりと自由奔放に育てられてきた人間で、親に怒られたり、何かを強制されたりという記憶がほとんどないのですが、寿司については親の機嫌をうかがって食べていたような気がします。

 

まず、

 

寿司屋で寿司以外を食べてはいけない

 

というのが基本ルールでした。

 

回転寿司に行くと、子どもが喜びそうなメロンやプリンなんかが流れてくることがあるかと思いますが、絶対に取ってはいけませんでした。

 

まぁ、それは何となく「ご飯を食べに来ているのにお菓子を食べるな。」という教えだったんだと思います。

 

しかし、それに加えて制限されていたのが

 

①「肉寿司」
②「マヨ寿司」
③「フライドポテトなどのサイドメニュー」。

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カルビ寿司やハンバーグ寿司、ローストビーフ寿司など、最近では肉寿司のバリエーションも増えてきている。

 

「食べてはいけない」と言われるというよりも、親が「せっかく寿司を食べに連れてきているのんだから…」という顔を見せるので、上記のような寿司は「邪道」という思考が働くようになり、空気を読んで食べなくなりました。

 

そんな制限があったのですが、親元を離れ、今年でちょうど10年。

 

自分の金で寿司を食べる機会も増え、気が付くと、28歳になった僕は誰の顔も気にすることもなく、堂々とくら寿司でラーメンを頼める人間になりました。

 

「僕はもう自由だ。寿司に関しては。」

 

つい最近までそう思っていたのですが、僕がいつも聞いているネットラジオBS@もてもてラジ袋」の最新放送で提起された問題によって、僕はまだ寿司に対して自由になれていないということに気づかされました。

 

それは、「野菜寿司」というジャンル。

 

moteradi.com

 

詳しくは↑の放送を聞いていただけたらと思うのですが、「かっぱ巻き」や「かんぴょう巻き」、「しんこ巻き」などの野菜素材の寿司の美味さを過小評価しすぎていないかということです。

 

もちろん、食べている人は食べているとは思うんですが、僕にとってこの主張は目から鱗でした。

 

というか、よくよく考えてみると、子どもの頃は食べていたはずなのに、気づいたら食べなくなっていたように思います。

 

なんなら、思い返してみると子どもの頃一番好きだった寿司ネタは「納豆巻き」だったような気がします。それなのに、食べなくなったのは何故か。

 

それはやはり、心のどこかで「せっかくなら…」という思考が無意識に沁みついてるのではないかと思いました。

 

かっぱ巻き」にしても、「かんぴょう巻き」にしても、基本的に最安メニューであり、そういったメニューは「せっかくなら…」という思考の中では外されがちだったように思います。

 

しかし、よくよく考えてみると、漬物や納豆と米の相性というものはめちゃくちゃイイ訳で、魚貝には無い味わいがあるのではないでしょうか。

 

もちろん、トロやエビ、イカやホタテにもそれぞれの美味しさがあると思うのですが、それと同じ次元に、かんぴょう巻きやかっぱ巻きの美味しさも存在しているという事実を忘れていたように思います。

 

そんなわけで、久々に野菜系の寿司が食べてみたい、そして、今度こそ寿司の自由を獲得したい。

 

とりあえず、かっぱ巻きやかんぴょう巻きと真剣に向き合ってみたいと思うのですが、秋田県が誇る名物、「茄子の花寿司」というラスボスが待ち構えていることをすっかり忘れていました。あれはまだ無理かなぁ…

 

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花寿司

 

民放が3局しか無い田舎でWOWOWを見て育った話

秋田県の実家に住んでた頃、フジ、テレ朝、日テレの系列はTVで見ることが出来たのですが、テレ東やTBS系列は映りませんでした。

 

秋田県には民放が3局しか無かったのです。

 

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秋田県は日本で6番目に大きい。しかし、民放は3局しか映らない。

極稀に買い付けに成功した作品は放送され、見ることが出来たのですが、基本的には土日の昼や平日深夜の不思議な時間に放送されており、後に上京するまで『世界ふしぎ発見!』が本当は夜に放送されていたことを知りました。

 

(秋田では土曜の昼でした。というか、よく聞いてみると毎回冒頭のあいさつで草野仁が「こんばんは」って言っていたんですね。全く気づきませんでした。)

 

 

元々見れないのであれば、別にそこまで困らないだろうと思うかもしれませんが、子どもの頃、漫画雑誌に掲載されているアニメ放送情報の「テレビ東京系列で絶賛放送中!」というフレーズにはいつも唇を噛みしめていました。

 

見る自由すらないという悔しさ、皆さんはわかるでしょうか。

 

小学生の僕の目の前を通り過ぎていった『シャーマンキング』、『モンスターファーム』、『真・女神転生デビチル』・・・

 

「もしかすると、都会っ子は見れるのに見ていないのだろうか。」と、そんな贅沢に悔しさを覚えながら、ボンボンやジャンプをめくっていました。

 

アニメだけじゃなく、ドラマなんかもテレ東やTBS系列を見てるやつがイケてるという風潮がありました。

遠方の親戚に録画してもらった『ビューティフルライフ』のビデオを持っている友人がかなり大人に見えたことを今でも覚えています。

 

そんな田舎で暮らしていたので、「レンタルビデオ屋」というものはやはり何でも見れる夢のようなシステムでした。

 

しかし、これはあくまで中学生になり学生証を手にしたおかげで、会員証を作れるようになってから解放された自由で、それまでは親の管理下で制限されながら借りていました。

 

ですが、そんな僕でも満たされない情熱と欲求を向けることが出来る矛先が一つだけありました。

 

それは

 

WOWOW

 

何故か我が家は90年代初頭のBS放送黎明期から家にアンテナがあり、父親がWOWOWを契約していました。

 

たまに雪寄せを怠ると、アンテナに雪が積もり、全く見れなくなることがあったのもいい思い出です。

 

当時のWOWOWはけっこう攻めていて、昭和特撮や、海外のホラー映画なんかもよくやっていました。

 

『巨大アメーバの惑星』や『恐怖のワニ人間』などもたしかこの頃に見ていて、当時、クラスの友人に「こんただ映画がやってらった!」と

力説したことを覚えています。

(『吸血怪獣ヒルゴンの逆襲』もやっていたような、 いなかったような・・・。うろ覚えの記憶です。)

 

あと、ディズニー作品もよくやっていました。

日本では一般的に映画の方が有名ですが、WOWOWでは1940~1960年代以降のショートアニメをよく放送しており、これがまた子供が見るのにはちょうどいい尺でした。今見てもおもしろいです。

 

そして、特に刺激が強かったのはWOWOWのオリジナルアニメ枠。

 

僕は未だに『機動戦士ガンダム』を通して見たことが無いのですが、『ブレンパワード』や『キングゲイナー』はリアルタイムで全話見ているというかなり偏った富野遍歴があります。

 

けっこうR15な作品が多く『おねがいティーチャー』、『SHUFFLE!』なんかは親や兄弟に隠れてこっそり夜中に起きて見ていました。

 

あと、伝説のシュールギャグアニメ『OH!スーパーミルクチャン』にも「これは何を見せられているんだろう…」という衝撃を受けていました。

 

海外のブラックなジョークが多いアニメもよく見ていて『シンプソンズ』や『サウスパーク』も元ネタがあまり理解できていないものの、

なんだかんだ楽しんで見ていました。

 

そんなWOWOWの思い出。

 

着地点が見えない文章になってきたので今日はこの辺で終わります。

 

あ、そういえばロックを聴くようになったきっかけも

WOWOWで見たイーグルスのライブだったなぁ。

VHSのある風景を追いかけるZINE『ばななぼーと』とは

このブログと同じ名前ですが、

VHSのある風景を追いかけるZINE

『ばななぼーと』というミニコミ誌を作っています。

 

『ばななぼーと』①巻

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ばななぼーと①

2018年9月9日の文学フリマ大阪にてリリース。

岡山・京都・新居浜(愛媛)・京急蒲田

4編のビデオ屋めぐりエッセイが収録されています。

 

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ばななぼーと②巻

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ばななぼーと②

2019年2月24日の文学フリマ広島にてリリース。

高松・大阪・浦和(埼玉)・北上(岩手)の

4編のビデオ屋めぐりエッセイが収録されています。

 

現在、高松市のYOMS、サンリンシャ、

尾道市の弐拾dBに委託中。

取り扱っていただける店舗があれば、

お気軽にご連絡ください。

 

また、期間限定で広島蔦屋書店のフェアにも

委託させていただいております。

 

 

モノ書きの幅を広げていきたいと考えているので、

何か書かせていただける媒体があれば、

是非、ご相談ください。

yazibeeeeあっとgmail.com

2019年春の青春18きっぷ ~網干のレンタルVHSと万歩書店本店 ~

先日、職場の前の部署の飲み会に誘われ京都に行ってきました。

とはいっても、その前の週に広島に行っていたので若干の金欠…

 

しかし、ちょうど3月1日から

春シーズンの青春18きっぷがスタートしたので、

高松から京都まで普通列車で行ってきました。

 

 

まずは高松~岡山。

 

 

そして岡山~相生。

 

 

相生~姫路。

 

 

昼飯を食べて姫路~京都。

 

 

11:00に高松を出発し、途中立ち寄りをしたものの、

16:00には京都に着きました。

 

 

本来の目的である飲み会を終え、

カプセルホテルで一泊。

祇園のルーマプラザというところだったんですが、

値段の割になかなかよかったです。

 

 

そして2日目。

晩御飯は自宅で食べようと思っていたので、

19:00には高松に帰ろうとだけ決め、

ノープランで京都ブラブラ。

 

 

雨が降っていなければもう少し京都を見てまわろうかと

思っていたのですが、この日は微妙な天気だったので、

京都駅近くの老舗ラーメン店で中華そばを食べて京都は去ることに。

 

 

そんなわけで京都を後にし…

 

京都~姫路~はりま勝原

 

goo.gl

 

山陽本線の駅の近くでビデオ屋があれば行ってみようと思い、

調べていたところ気になるお店があったので思い付きで下車しました。

 

本当は次の「網干」駅で降りようかと思っていたのですが、

どっちから行っても同じ距離だったので、手前で降りて寄り、

その後に網干駅を目指すことに。

 

この「はりま勝原」~「網干」、

なんというか荒野でした。

 

 

基本的に何もない道路が続くのですが、

たまに手作り感が強い店があったりで不思議な街でした。

そんなわけで目的のビデオ屋へ歩くこと25分…

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なかなかいい感じ!

しかし…

 

 

そんなわけで、せっかく訪れたのですが、

タイミングが悪く、殆ど見れずに帰ることに。

パッと見た感じだと、入り口入ってすぐに3棚の邦画&洋画。

その奥にアダルトのコーナーがあるようでした。

 

料金表に「DVD・VHS」とありましたが、

僕が見れた限りでは全部VHSでした。

 

待ったなしの光景だと思うので

再訪したい気持ちはあるのですが、

周りがあまりにも荒野だったので

よっぽどのきっかけが無ければ重い腰が上がらない気がします。

 

そんなわけで歩いて網干駅に。

 

網干~相生。

 

 

乗り換え町のため下車しましたが、

相生駅前もまた何もない。

ちょっとだけ、塩饅頭屋が気になりましたが、

まぁ、いいかと思いスルーしました。

 

そんなわけで次の乗換駅の岡山まで行こうとしたのですが、

ふと、「岡山にある万歩書店という古本屋がすごい。」

という話を聞いたことを思い出しました。

この時点でまだ16:00だったので、もう少し寄り道してみるかと

グーグルマップを開きました。

すると、岡山駅から一駅の「北長瀬」という駅に

万歩書店の本店があるとのことだったので、

せっかくの機会と思い岡山を通り過ぎることに。

 

相生~北長瀬。

 

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万歩書店、なかなかすごかったです。

もう少しじっくり見たかったので、

また行きたいと思います。

 

そんなわけで帰路へ。

 

北長瀬~岡山~高松。

 

無事に帰宅しました。

【今回のルートと本来の運賃】

・高松~姫路 3,210円

・姫路~京都 2,270円

・京都~はりま勝原 2,270円

網干~相生 240円

・相生~北長瀬 1,320円

・北長瀬~高松 1,510円

合計10,820円

 

今回、18きっぷ高松駅前のチケットショップで

1回分2,600円でレンタルしたので、2回分で5,200円でした。

そこそこ元は取れたかなという感じです。

なかなか楽しい鈍行の旅でした。

 

 

 

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【告知】

VHSがある風景を追いかけるZINE

『ばななぼーと』2巻も委託開始しました。

 

今のところ高松と広島で手に入ります。

ご遠方の方でどうしても欲しいという方がいらしゃいましたら、

何とかしますので、お気軽にTwitter記載のアドレスまでご連絡ください。

 

【香川】VHS&デッドストック本の宝庫、宮脇書店総本店の3階がアツい!!

香川県発の企業のひとつに「宮脇書店」という総合書店チェーンがあります。

1877年創業という老舗で、現在は日本各地に店舗を構えているので、

その名前にピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな宮脇書店ですが、高松市の朝日町に「総本店」があります。

朝日町というのは港に面した海沿いのエリアで、

フェリーやトラックが行き交うため、

普段、自転車で生活している私は

なかなか行くことが少ないエリアだったのですが、

先日、このような情報が!

 

 

新古本の90%オフ!?

VHSも売ってる!!!?

 

完全にこのブログ案件だと思い、

休みのタイミングを見て、行ってみることにしました。

 

朝日町は電車でのアクセスは不便なため、

家から自転車で向かいました。

ちょうどお昼前だったので、「たも屋」という

有名な讃岐うどん屋の本店に寄っていくことに。

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大満足の肉うどんでした。


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さて、そんなわけで宮脇書店の総本店へ。

たも屋からは本当に目と鼻の先で、

店を出るともうその姿が見えていました。

 

 

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観覧車がある!

海沿いなのでロケーションもよさげですが、

残念ながら整備中でこの日は動いていませんでした。

 

秋田に住んでいた頃、親に何度か連れて行ってもらった

岩手県北上市の「アメリカンワールド」を思い出しました。

アメリカをイメージした書店やレンタルビデオ屋という

不思議な複合商業施設で、そこにも観覧車がありました。

コンセプトは近かったのかもしれません。

rocketnews24.com

 

外観の時点である程度予想できていましたが、

入店してみると、まぁ広い。

店内の様子を映した動画がYoutubeにあったので

参考までに貼っておきます。

www.youtube.com

 

とにかく総本店というだけあって、

全方面をカバーしてる品ぞろえでした。

普通に見ているだけで1日かかりそうなのですが、

目的の3階へ。

はたしてVHSはあるのだろうか…

 

 

 

 

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ありました!

しかも、独特のセンスの商品群。

なんというか、本屋さんにありそうなVHS!

(本屋なので当たり前ですが。)


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孤独のグルメ』の原作で知られる

久住昌之先生がジャケットを書いている

ロックバンドの成功術という謎の企画ビデオ。

近くに楽器教本系のビデオがあったので、

そういう流れで取り扱っていたのでしょうか?

 

あと、やたらとNHKのビデオが…

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なんか見覚えがあるうえに、販売時期からして、

1990年生まれの僕がリアルタイムで見ていたやつかもしれません。

昔、ビデオ屋でバイトしていた時にNHK関連の作品は

仕入れのやりとりが特殊という話を聞いたことがあったので、

そういった関係で返品が難しかったのだろうかと考えていました。

 

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大量の「ポケモン言えるかな」のビデオ。

これも僕は世代的にドンピシャです。

イマクニという黒タイツのおじさんが

「ピカチューカイリューヤドランピジョン」とひたすら

ポケモンの名前をリズムに合わせて歌う曲で、

当時の小学生は皆、歌うことが出来ました。

大ヒットはしたものの、勢いに乗って仕入れすぎたのでしょうか。

 

全体的に仕入れすぎた系」「返品できなかった系」

が多いなと思っていたのですが、

もう一つ、重要なジャンルがありました。

それは

「教育系」

 

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学校で見せられるやつ!!

 

これが買えてしまうというところがすごいですね。

しかし、90%オフとは言えどもなかなかのお値段。

これが売れる日が来るのでしょうか。

 

 

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カセットテープもありました。

今でこそ、こういう胎教をテーマにしたCDとかよくありますが、

まだ手探り感が拭えない時代のものでした。

「催眠」の字のせいで絵が少し怖く見えます。

 

そんなわけで充実のVHSコーナーでしたが、

デッドストック本コーナーもなかなかのものでした。

 

こちらもなんらかの理由で返品が出来ず、

在庫を抱えたと思われるものが多々ありました。

 

例えば

攻略本

 

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懐かしいタイトルばかりです。

こういうのってゲームが出た時にしか売れないですよね。

 

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雑誌『ムー』でも知られる学習研究社(現:学研)の

「オカルトノベルズ」というレーベルの本が尋常じゃないほど

在庫を抱えていました。

そこまで流行っていた本にも見えないので、

推察するに、学級文庫とか用に大量に仕入れたけれど、

学校側が「オカルトはちょっと…」といった感じで

買わなかったとかでしょうか?

妄想が膨らみます。


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ポストカードブックという謎ジャンル。

しかも、スペースゴジラの時のやつなので、

90年代初頭かと。

 

あとはやたらと宗教の本がありました。


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この辺はまぁ、いろいろ返品できなさそうな事情があったのでしょう。

 

あとは懐かしのカセットブックも。

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NHKの老舗番組「英語で遊ぼう」のものですが、

見た感じ、おそらく80年代後半のものかと思います。

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謎の「紅茶きのこ健康法」。

こういう健康系もその時々でトレンドがあるからか、

 在庫がたくさんありました。

 

あとは、高額商品も。


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秋田出身として少し心惹かれましたが、定価76,000円。

90%オフで7,600円とはいえ、勢いがないと買えないですね。

しかし、ちょっと気になったのでいつか踏ん切りがついたら

買ってしまいそうな気がします。

 

そんなわけで、隅から隅まで見ていたら、

あっというまに3時間ぐらい経っていました。

我ながらよく見ていたなぁと。

 

結局、購入したのはこちら。


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なんか、わりと普通に読みたい本を買ってしまいました。

合計800円ぐらいでした。

僕の地元、秋田県横手市の元市長の本とかも何故かありました。

(東大ポポロ事件で逮捕されたことで有名な人です。)

 

そんなわけで充実の宮脇書店総本店の3階でした!

皆様もぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか!

 

帰りはプシプシーナ珈琲にて

おはぎとコーヒー。
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ぶらり大阪 中古VHS屋めぐりの旅

ひとつ前のブログにも書きましたが、

先日、出張で大阪に行ってきました。

 

yazibee.hatenablog.com

 

久々の大阪なので、前から行ってみたかったところに行くことにしました。

 

まずは「住之江」!

 

何故!?という感じの場所でありますが、

住之江には イイ感じの中古VHS屋があると聞いていたのです。

 

関西に住んでいた頃にも行ったことが無く、

なんとなく「競艇場があるところ」というイメージでした。

 

あと、高校生ラップ選手権でRed eyeというラッパーが

住之江区」と「地獄絵図」でライミングしていたなと。 

 

そんなわけでまずは大阪駅から環状線新今宮へ。

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「権利・保証ナシ」で有名なアパート大隈を目視で確認。

乗り換えで南海電車へ。

調べても詳細が出てこない謎の萌えキャラが。

独特の感じでイイですね。

 

そんなわけで住之江へ。

駅を出て歩くこと3分・・・


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完全にアルペンの居抜き建築!!

middle-edge.jp

 

今回訪れたのは

 

ビデオ激安王

 

その昔、一世を風靡した「ビデオ安売王」という有名なチェーンがありましたが、それとは似て非なるお店のようです。

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さっそく入店しようとすると・・・

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こんな感じの注意書きが入るまでに何度も大きく書いていました。

 

店内に入ると、注意書きの通りロッカーが。

 

貴重品の財布とケータイをポケットに入れ、

言われるがままにロッカーへ。

 

ちなみにロッカーには

「万引きをしたら警察だけでなく、

 家族、会社、関係のありそうな全ての人に連絡します。」

との注意書きに始まり、複数の注意書きが。

万引犯に対する容赦無いバトル姿勢が窺えました。

 

お店に入ってみると、ほとんどがアダルトDVDやグッズ。

一部、ふつうの漫画雑誌やコミックスも。

全体の雰囲気は信長書店とかのイメージに近いです。

 

しかし、本当にVHSがあるのだろうか・・・

と、一抹の不安を抱えながらも進みゆくと・・・

 

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すごい光景が!?

 

4棚×両面びっしりのVHSが。

なかなか壮観な景色でした。

見てみると、置いてあるビデオの90%ぐらいが洋画でした。

 

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「7泊8日」シールを貼ってあることからもわかるように、

どうやらレンタル落ちのVHSが商品のようです。

 

 

スターウォーズの懐かしのスピンオフ作品『エンドア』のVHSが。

しかも、金沢TSUTAYAに置かれていたものらしいです。

絶対に出会うことが無かったものと出会った不思議な運命を感じます。

 

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『企業戦士YAMAZAKI』って実写版があったんですね。

しかもイッセー尾方主演。


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ファミコンのビデオという不思議なものも発見。


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エンディングまでたどり着けない人用だったんでしょうか。

もしくは、ゲーム実況の走り。

 


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サンクチュアリ』の実写版も。


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こっちは「MARC」というかつて存在したチェーンのシール。


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当店のおススメDVDという棚にもVHSが。

おススメなのかと思いきや、単にスペースが空いてるから置いてる感じでした。


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全体的にはかなり年季の入った在庫のようで、

ビニールがはがれているものもたくさんありました。

しかし、探せばまだまだ何か眠っている気がします。

 

ビデオ好きなら間違いなく楽しめるお店だと思いました。

 

そんなわけで住之江を満喫したのちに、

再び大阪駅へ。

 

次に向かうは大阪駅前第3ビル。

前から気になっていた「シネマG」というお店へ。

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飲食店が多く入っているビルだったので、

本当にここでいいのか?と迷いながらも辿り着きました。

ちなみに隣も向かいも居酒屋です。 

 

ここは新作DVD・Blu-ray、そして中古VHSのお店です。

セレクトショップのようなつよいこだわりを感じます。

 

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いい感じのVHSの数々!

それだけに、わかっている人の値段設定!

という感じでした。

店主さんの熱い思いを感じます。

 

 

前から欲しかった『空想科学任侠伝 極道忍者ドス竜』を購入。

永井豪原作で、大槻ケンヂの映画初主演作です。

 

お会計の際に、店長さんに尋ねてみると、

けっこう商品の入れ替えがあるそうです。

まだまだいろいろ入ってくると思うので、ぜひまた行きたいお店です。

 

そんなわけで充実の大阪VHS旅でした。

 

 

家に帰ったら通販の荷物が。

探偵ナイトスクープで取り上げられたことでも知られる

『シェラ・デ・コブレの幽霊』のBlu-ray

新宿のビデオマーケットから届いていました。

休日にまとめて見ようと思います。