志村貴子 『娘の家出』 【おススメ漫画】
おススメ漫画について文章を書くのは難しいなぁとつくづく思います。
あんまり長々と力説すると、
そもそもその文章すら読んでもらえないこともありますし、
読者の自分が偉そうに講釈するのもなんか違うかなぁと思ってしまったり・・・
そんなわけで、言いたいことはまず先に言っておきます。
志村貴子先生の『娘の家出』が
おもしろいので読んで！！！！
読んで！！！！！！！！！！！！！！！！
ここまで書いとけば、伝わったのではないでしょうか。
志村貴子先生の『娘の家出』は元々、
「ジャンプ改」という雑誌で連載していたのですが、
雑誌が廃刊となり、現在は「ミラクルジャンプ」誌に移籍連載中。
単行本はついこの間2巻が出たばかりなので、まだ全然追いつけます！
以下、公式によるあらすじ
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STORY:
再婚した母。
離婚して以来、「彼氏」と暮らす父。
そんな家族に囲まれて生活する高校生のまゆこはいま思春期の真っ只中。
まゆこの「家出」から始まった、
さまざまな人生が交差する心に染むランナウェイ・ストーリー。
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主人公は「まゆこ」ということになってますが、
毎回、1話完結のオムニバス形式に話が進んでいきます。
「まゆこ」を取り巻く人々の群像劇となっているのですが、
物語の発端にあるのは・・・
＞離婚して以来、「彼氏」と暮らす父。
ここです。
まゆこの両親は30過ぎてお見合いで出会ったのですが、
実は、父はゲイで、結婚生活に限界を感じ、
離婚して彼氏と共に暮らすようになります。
まゆこと二人で暮らし始めた母の方は、良い相手を見つけ再婚。
正直、新しい父も母も、元の父も父の彼氏も優しい人間なので、
一見すると「不幸」とまではいえない、
けれども、まゆこは自分の居場所に違和感を感じ、家出をする。
そんな物語です。
まゆこをとりまく環境は極端と言っていいほど特殊な環境に見えるのですが、
それぞれの人間が、地道に、真摯に、等身大に出来事を受け止めていくので、
不思議と読んでいて、あぁ、こういうことあるよなぁ・・・と
つい、共感してしまう部分も多々あります。
かと思えば、全く異なるタイプの人間が次々と登場し、
同じ出来事でも、違う人の視点から見るとこんな風に映ることもあるんだなぁと、
とにかく、洗練された人間描写に圧倒されます。
あと、やっぱり絵がステキです。
(大柄がタイプなまゆこちゃん)
おもしろいので、ぜひ読んでみてください。
現在、公式ホームページで第一話が読めます！
