「20世紀ノスタルジア」の監督の新作を見てきた。
休日の過ごし方のバリエーションが少ない人間なので、
やることが無くなると京都駅南の「京都みなみ会館」に行きがち、
そんな今日この頃です。
今回は原將人という監督の新作を見てきました。
一般的に、この監督の代表作というと、
広末涼子主演の『20世紀ノスタルジア』が挙げられると思います。
僕はリアルタイムでは見ていないのですが、
人気ポッドキャスト「アマゾンプロダクツ」で
紹介されていたので、去年の暮ぐらいに見ました。
全体的にへんてこな映画なんですが、
まだキャンドルがジュンしていない頃の
広末のはじけるような笑顔を見ることが出来ます。
気になった方はまず、アマプロの感想回を
聞いてみることをおススメします。
★アマゾンプロダクツ 遊びのラジオ★ : 特別編 20世紀ノスタルジア大感想会
そんなわけで、新作の方なんですが、
タイトルは『あなたにゐてほしい』。
監督と主演の観音崎まおりさんという方が来られてました。
あいかわらず主演女優の撮り方は優れていました。
トークショーでの会話によると、どうやら
観音崎さんは監督の奥さんだとか(何歳差!?)
ただ、映画が訴えかけるメッセージはなんとなくわかるんですが、
ところどころ首をかしげざるを得ないところがあるうえに、
この人の想定している「日本人」像が極端すぎる気もしました。
あと、舞台が昭和なのに、やたらと綺麗に舗装されている道や、
役者の化粧の不自然さが目立っていました。
低予算映画だからと言われればそれまでですが、
作品の扱うテーマに対してあまりにも追いついていない部分が多いんじゃないかと。
しかし、劇中の歌唱曲や、熊本の大自然の美しさは
悪くなかったので、トータルで見ると55点、そんな感じでした。
決しておすすめはできませんが、
見たことは忘れられない、そんな映画です。
たぶん、ソフト化もするかわからない作品なので、
気になった方は情報だけでもチェックしてみてはいかがでしょう。
宣伝しているんだかしていないんだかよくわからない記事ですが、
今日はこの辺で。